「散策路」 2016・03・01 名古屋市・東山植物園
「マンサク」
「武家屋敷門を望む庭園風景」
「庭 池」
「横井也有の句」
「竹の柵」
東山植物園にある「也有園」という日本庭園(回遊式庭園)です。
江戸時代中期の尾張藩士にして俳人:横井也有をしのび、ゆかりの植物と
50個ほどの句碑を配した静かな庭園が造られています。
今回はその中の1句だけ紹介しておきます。
「 落椎の あたまに飛ぶや 石佛 」
椎の実(どんぐり)が石佛(石のお地蔵さん)の頭の上に落ちてきて、
弾け飛んだ秋の情景を詠んだものだろうと思っています。
因みに、この句を初めて見たとき、私が瞬間的に思い浮かべたイメージは、
実は、・・・先ず、落椎を落雁(らくがん)と読んでしまい、白くて四角い落雁
の上空を石仏がジェット機のように飛んでいる情景を思い浮かべました。
この何とも荒唐無稽な、不思議な・・・キリコやダリやマグリットみたいな
イメージが、この句碑を見るたびに必ず浮かんでくるのです。