ごきげんフォト散歩

いいな!と思うものを自分の感覚で表現したいと思います。

ビリー・テイラー

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 (1)「ジャズ・アット・ストーリーヴィル」(1952年録音・ルースト)
  ビリー・テイラー(p) チャールス・ミンガス(b) マーキス・フォスター(ds)

(2)「ロンドン・ハウスのビリー・テイラー」(1956年録音・ABCパラマウント
  ビリー・テイラー(p) アール・メイ(b) パーシー・ブライス(ds)

(3)「ワン・フォー・ファン」(1959年録音・アトランティック)
  ビリー・テイラー(p) アール・メイ(b) ケニー・デニス(ds)

「ジャズ」というコーナーを新設しました。
そのほかの「お気に入り」をご紹介します・・・と謳いながら、今まで何も無かったので、今年は少し間口を広げてみようかと思っています。
まあ、でも、私の気まぐれな独り言ですから、気楽に見てもらえれば嬉しいです。

第1回目はビリー・テイラーなんですが、実は年末にちょっとしたミステリーを経験したんです。
12月31日の朝、朝食後にリビングルームで新聞を読んでたら、BGMで流してたショパンピアノソナタが終わったので、次はジャズにしようかと別の部屋のCD棚から、何となくビリー・テイラーの「クロス・セクション」(1953,54年録音・プレスティッジ)を選んで持ってきてかけ、その切れのあるご機嫌なピアノトリオに気分良く新聞のページをめくり、ちょうど三面記事のページを上から下へ眺めてゆくと、一番下に有名人の死亡記事が目に付いた・・・
ビリー・テイラー氏(米ジャズピアニスト)28日、心不全のため米ニューヨークで死去、89歳。・・・1921年、米ノースカロライナ州グリーンビル生まれ。ニューヨークのジャズクラブ「バードランド」の専属ピアニストとして、マイルス・デイビスエラ・フィッツジェラルドらと共演。作曲家としても活動し、300曲以上を作った。テレビやラジオ、大学での講義などを通じてジャズの普及にも努めた。」
・・・あまりのタイミングに暫し呆然!となってしまいました。
だって、ショパンのCDが終わるのがもう1~2分遅かったら、先に死亡記事を見つけてたわけですから。

ビリー・テイラーのリーダー・アルバムは45枚あるそうなんですが、私が持っているのは上記のLP3枚とCD6枚です。一般的には上記(2)が代表作とされていますが、私はどれもこれも全てがベストだと思っています。いつも謙虚で明るくて暖かくて・・・人柄の良さみたいなものをプレイから感じるようになってからパチンとスイッチが入ってしまい、それ以降どれを聴いても彼のプレイには駄作というものが存在しなくなりました。
ベースとドラムスが一見古いスタイルで単調と言えばそうなんですが、あれはあれで明快なリズムが実に心地良いんです。ドラムがブラシを多用するのも私好みです。

上記(1)~(3)はどれも甲乙付けがたいのですが、あえて順位を付けるなら、録音のいい順(3)(2)(1)としておきます。